水平ブレース小梁大梁ブレース大梁柱柱小梁大梁腰壁柱主筋垂れ壁小梁床スラブ独立基礎鉄骨造：鉄骨軸組工法（軽量鉄骨）引っ張りに強く、薄くても重さに耐える力がある鉄を使った工法木造軸組工法（在来工法）の木の構造体を鉄骨に置き換えたのが鉄骨軸組工法です。軽量鉄骨とは、厚さ�mm未満の鋼材を指します。木造の筋交い（柱と梁の間に斜めに入れた構造材）にあたるブレースをX型に入れることからブレース工法とも呼ばれています。メリット鉄骨造：鉄骨ラーメン工法（重量鉄骨）オフィスビルなどをつくるのと同じ工法。マンションなどの賃貸併用住宅にも◎ラーメン工法とは、垂直方向の柱と、水平方向で柱をつなぐ梁によって建物全体を支える工法のことです。また、重量鉄骨とは暑さが�mm以上の鋼材のを指します。柱と梁を剛接合という接合方法で一体化することにより建物の強度を上げています。鉄骨軸組工法で使用されるブレースが不要となる為、窓や扉の位置を自由に決めたり、広い空間を確保したりすることが可能です。メリットRC造：鉄筋コンクリート工法高い耐震性と遮音性を実現。強度が高く、高層・超高層マンションなどに広く用いられている引っ張る力に強い鉄筋と圧縮に強いコンクリートを組み合わせて建物を構築する工法です。高い耐震性と耐火性を持ち、長期間使用できる構造のため、住宅だけではなく、ビルや橋、ダムや工場などにも採用されています。メリット工業化することにより安定した品質の建材を大量に供給ができる強固な構造なので耐震性に優れている重量鉄骨に比べて軽く、地盤や基礎にかかる影響が少ない小さな基礎（土地）でも建築できる比較的建築工期が短い高力ボルト接合により、高精度・高品質を実現柱と梁だけで荷重を支えるため、建物内に耐力壁を必要とせず、横にも上にも広がりがある大きな空間を作ることが可能室内は制約が少なく、自由な空間設計が可能高層になりがちなビルやマンションにも対応耐久性・耐震性に優れている気密性・断熱性に優れている遮音性が優れている設計がしやすく、自由な空間デザインが可能Ｒ状の曲線の間取りが可能法定耐用年数が��年と長い火災保険料が安い日本で最古の鉄筋コンクリート造の建築物は、長崎にある通称「軍艦島」と呼ばれる端島（はしま）に����年に建築された炭鉱従事者とその家族向けの建物です。建物に使われた鉄筋は炭鉱で出た廃材が再利用されています。狭い島内で密集して建てるため、火災に強い鉄筋コンクリートが選ばれたのでした。デメリット規格化されているため、部品・部材が限られるブレースにより、窓や扉の位置に制約がかかることも防音性に劣る結露がおきやすいデメリット柱と梁を一体化させて建物を支えるため、室内に柱や梁が出っ張り、インテリアなどの配置や間取りに制限がかかることも建材自体が高額であるとともに、建物が重くなるので、基礎部分を強固にする必要があり、建築コストが高くなりがち鉄骨は音を伝えやすく、隣接する部屋や階下の住人との音の遮断が難しいことがあるデメリット木造や鉄骨造と比べて建築費用が高くなる建物の重量が大きくなり、基礎工事等の付帯工事などが必要になる 気密性が高いため、室内に湿気がこもりやすく、結露が発生しやい建物躯体に影響を及ぼすような内装工事はできない鉄骨軸組工法鉄骨ラーメン工法鉄筋コンクリート造��
元のページ ../index.html#19