不動産サービスのご案内 2024年7月号
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UA値UA値=家から逃げる熱量    ︵換気含まない︶家から逃げる熱量  ︵換気含む︶省エネルギー基準旧省エネルギー基準新省エネルギー基準次世代省エネルギー基準ZEH基準の水準次世代省エネ基準比エネルギー消費▲��%次世代省エネ基準比エネルギー消費▲��%気密性気密性が高い家屋とは、室内の空気が外部に漏れず、外部の空気が室内に入らない家のことです。気密性は快適性をはかるため「C値」という指標が用いられています。「C値」は建物全体の広さに対してどのくらい隙間があるかを数値化したもので、値が小さければ小さいほど気密性は高くなります。気密性が高いと外部から室内への気温の影響を受けにくく、内部結露などによる建物の劣化を防いでくれます。C値が低いということは、延床面積から見て物理的な隙間が小さいともいえます。隙間が小さいと通気性が悪化し空気が滞留してしまう、と考える方もいらっしゃいますが、それは誤解です。無駄な隙間を防ぐことにより、空気の通り道が確保されます。��時間換気システムが計画通りに稼働するためには、適正なC値が必要になります。目安としてC値�.�以下(理想は�.�の±�.�)を推奨しますが、建築予定地の平均気温や平均風速なども考慮すると良いでしょう。断熱性断熱性とは、外部と室内の熱の出入りを断つこと。気密性とセットで語られることが多く、気密性で室内に空気を閉じ込め、断熱性で熱を外に逃がさないようにします(夏の場合は涼しい空気を逃がさず外の暑い空気を室内に入れない)。断熱性を表す指標はQ値とUA値があります。また、法律により性能の高さを規程された断熱等性能等級という基準(省エネルギー基準)があります。等級が高いほど、断熱性能が高いといえます。   Q値はどのくらい室内の熱が逃げにくいかを建物の延べ床面積を基に数値化したもの。Q値が小さければ小さい  ほど熱が逃げにくく、冷暖房効率が良くなる。UA値は外皮(床、壁、天井、など、外の空間と熱の境目のこと)の熱量がどれだけ家の外に逃げるかを表す指標。UA値が小さければ小さいほど、熱が逃げる面積が小さく断熱性能が高いということを指す。Q値とUA値家全体から逃げる熱量(W/K)Q値=床面積(㎡)Q値C値 =C値が低い=建物全体の隙間が少ない=高気密家全体の隙間の合計(㎠)建物の延床面積(㎡)断熱等性能等級等級1等級2等級3等級4等級5等級6等級7C値家全体から逃げる熱量(W/K)外皮面積(㎡)��

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